『たとえばこんな恋のはなし』波真田かもめ

波真田かもめ先生の実録BL作品。
マガジンビーボーイ 2017年2月号から連載。

明良あきらまさるに出会ったのは高校生のころです。

明良は校内の空き缶を集めてお小遣い稼ぎをする、健気な男子です。

目的は友達の誕生日プレゼントを買うためでした。

でも、いざその時となるとプレゼントは受け取ってもらえません。

明良が態度は明るく、しかし地味にお小遣い稼ぎをしていたのを見ていたからなのか、それとも明良の恋の気持ちを感づいたからなのかは分かりません。

お互いつらい思いをしてしまう苦いエピソードがあるのですが、この数ページだけで明良の性格の良さが伝わってきます。

 

卒業後、明良は専門校生になります。

学校とバイトに忙しく、プライベートでは何股しているチャラ男と付き合っている……のかな……という生活をしています。

ところが❗️

突然ネット上での知り合いだった南城優がやってきて───❗️❓というのが第1話。

2話

明良はぼーっとしながら電話の話を聞いていたせいで、同居を了解したことになってしまいました。

家事はお互いの得意なほうをやることにし、細かなルールを作って同居生活が始まります。

「友達として」名前呼びをし始めるのですが、もう初々しい初々しい……😍💕

優は「君のここが好きだ」みたいなことを率直に言いますが、自分を分かってもらうところから始めようとしているような気がする。

そして、ふざけてちぅをしようとしたら、

……よくないな
そういうのは恋人同士でするものだろ

えー 喜ぶと思ったのにーっ

君が好きだから喜べない

クソ真面目な人なんですね😥💦

「恋人同士でないとキスはしない」みたいに言われてしまいます。

一足飛びに飛び越えては来ない、すこし昔風の人かな……

ゲイの明良にとっては辛いかも……

そこで明良はえろいことをしているチャラ男に「オレのこと好き!?」と詰め寄るのですが、もちろん……

 

家に帰って迎えてくれた優に

オレの事……好き?

と聞くと、ちゃんと「うん」という答えが帰ってきて───❤️

明良は優しい彼に甘えることにしたのかな……自分を好きだと言ってくれる彼と付き合ってみることにしたようです。

妥協とか言ってますけど❗️

優は怒らないんですよ❔

3話

他人が一緒に暮らすということは、いろんな習慣をすり合わせないとならない苦行です。

明良と優たちにも、優がなかなかキレイ好きで明良はズボラという性格の差から起こる、整理整頓の乱れ❔を不満に思い出しています。

まーね、掃除と洗濯担当にしたくらいですし、最初から見えていたことですが、慣れてくるとむかつくこともありますわね……💦

しかし、もう一つ不満があります。

一緒に寝ているけれど、何もないからです。

少しづつ歩み寄る感じで手をつなぐことを提案してみたり、優も頑張っています。

明良が普通に求めていることを、ドがつくノンケの優がするのは難しいようですが、

今日は手をつなぎます

なんていうメールが来たりするんですよ。

恋人として果たすべき義務を怠っていると反省した

って❗️❗️

ここは人によって受取り方は様々だと思うのですが、クソ真面目な彼の性格がよく出ているわー

その後、明良のちうを拒否する事件が起こります。

うッ……管理人の大好きな「ネオンサイン・アンバー」を思い出してしまった……💧

 

そして次にスマホを眺める優は、どう入力するか悩んでいるようですが……

キャー❤️❤️

これは、惚れるわ……

4話

きょうはキスをしましょう

5話

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マガジンビーボーイ 1707

ものすごく端折って言うと、「実家で形だけでも見合いをして、断ってくる」と言う優に明良が怒ったからです。

それで妹に自分の存在を話してもらったのですが───

たとえばこんな恋のはなし

業界初のノンフィクションBL 「男」が好きな「男」に恋しなきゃ…。 高校時代の失恋からノンケに恋をしちゃいけないと、恋愛自体を諦めていた明良。趣味の料理ブログにある日、「料理が上手なのはホモだからですか?」という失礼なコメントがつく。 犯人は九州で働く真面目でまっすぐ"過ぎる"優だった。 そんな優が突然、同居したいと押し掛けてきて――! ? ノンケ×ゲイ、現在進行形の実録BL。その後の描き下ろしと、明良のモデル、柳 賢斗さんのインタビューを収録!

2017/10/10 | 電子 11/2

たとえばこんな恋のはなし 波真田かもめ

「実録」とありますが、インタビューから見た限り、最初のプレゼントをするエピソードは実録だと分かります。

他はどうなのかな❔

このインタビューでは、好きじゃない人から好意を向けられた時の複雑な気持ち、その表情を読み取った明良───のあたりはとても深かったです。

m(_ _)m
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